久しぶりの更新です

皆さんこんにちは、副住職の隆照です

暖かくなってきた中で皆さまいかがお過ごしでしょうか?

私は3月に入って、あれやこれやと忙しくしていたら、あっという間に彼岸が来まして月の前半の更新が出来ていませんでした

楽しみにしていただいている方、すいません

今このブログを書いているのがWBCの野球決勝戦のひですが、素晴らしいしか言葉が出てこない戦いをしてますね

ホント頑張ってほしい限りです

彼岸は今年から他のお寺の手伝いもありまして、飛ぶように時間が過ぎていっております

その関係で、色々な方の家にお参りに行く機会が増えまして、初対面の方とお話する機会が増えました

そんな中、ちょこちょこ聞かれるのがお彼岸のことについてです

お彼岸と言いますと、お墓をお参りして、私たちがお仏壇に行かせてもらってというのが、近畿圏の風習と思います

実はお彼岸という期間は日本にしか無いのはご存知でしたか?

お盆はお釈迦様の古代インドの行事が発祥ですが、お彼岸は日本発祥です

なぜか?というのは、細かく調べれば諸説あるとは思いますが、私は昔の日本人の人たちの思いや願いが形になったものが彼岸だと考えています

春分、秋分を境に前後3日の計1週間が彼岸ですが、24節気という暦では季節の変わり目です

この日を境に暖かくなっていくのと、寒くなっていく…最近は温暖化の影響か、彼岸前でも暑い日がありますが、そこは一旦置いといてください

季節が移ろい、四季が曖昧になっていくので、いろんなものの境目が曖昧になっていくと考えました

そして、そんな時に亡くなった人たちに、お盆だけでは寂しいから帰ってきてよ、とお願いして出来たのが彼岸です

彼岸のお墓参りは、皆さまの暖かい願いの結果なんですね

言葉もそれを表してます

彼岸というのは、向こう岸という意味ですが、三途の川の向こう岸です

対して、私たちの生きているのがこちらの岸、此岸(しがん)です

向こう側から帰ってくるから、あるいは向こう側の人にお参りするから彼岸参りですね

お子さん方に、彼岸ってなーに?と聞かれたら、このページを参考にしてくれると嬉しいです

光明寺は今月も変わりなく、皆様が無事に過ごせますようにと、お勤めしています

満員御礼!

皆さんこんにちは、副住職の隆照です

本日は光明寺奥の院の護摩のお勤めを無事に行ってきました

今月は三月のお彼岸前ということもあり、お寺は忙しくなるであろう彼岸ウイークに向けて、徐々にエンジンの回転数を上げていっているような感じの気分です。

もうすでに、お寺には彼岸の最中には来れないということで、事前の墓参りを行いに来られる方の顔がちらほらとみえております。

そんな中での護摩でしたが、本日は晴天に恵まれ、さらに雨が上がった午前中ということで、花粉の悲惨な飛散も抑えられての、花粉症にはありがたい日でした。

さらに、光明寺としては嬉しかったことに、今月はいろいろな方が始めて奥の院の護摩に参加してくださり、しばらく非常事態宣言で寂しかったお堂の中が、入りきれないぐらいの賑やかさでした。

写真はお勤めの最中、護摩の炎から上がった煙が非常に幻想的な雰囲気を出している様子を納めた奇跡の一枚です。

皆さんと一緒にお勤めしている中でのワンシーンは、本当に不思議な写真が撮れることがあります。

今月は、お大師さまが御入定された月ということで、高野山の旧正御影供(きゅうしょうみえく)のお話を少し。

お大師さまが高野山の奥の院に籠られて、御入定されたのが、3月21日ということで、真言宗のお寺では、その日はお大師さまを慕ってお勤めを行います。

私たち地方の高野山派のお寺は、太陽暦の今の暦での21日ですが、高野山は旧暦の3月21日にお大師さまのお勤めを行います。

旧暦の正当日(正しい日)に行う御影(お大師さまの姿絵)に行うお勤め

なので、それを短く纏めて旧正御影供と呼んでいます。

お大師さまが残された仏法や言葉は、本当にいろいろなものがあり為になるものばかりですが、毎月行なっている護摩の法は本当に、いろいろなご縁をつなぎ、ご利益を授けてくれるものだな、という事を最近痛感しております。

難しい事は考えず、お勤めの最中ひたすら祈る。

ただこれだけでどれだけ心が洗われることか。

是非とも、皆様半信半疑で結構ですから体験してみてはいかが?