みなさんこんにちは、副住職の隆照です
本日は年が明けて初めての21日、お大師様の縁日は非常に冷え込みの激しい一日でした
朝方からお堂に入り、外を見ると久しぶりの雪が赤穂でもつもっているではありませんか
3年ぶりぐらいの感じです
世間では非常にコロナの数が増えていて、いろいろな不都合なことも増えていますが、皆さんいかがお過ごしですか?
私は妻がいよいよ臨月を迎えまして、いろいろと初めて経験することに戸惑うばかり
なかなか親になるというのは、どう心準備をしていいものやら悩みます
そんなことはさて置き、光明寺では年間二回、初大師と秋の彼岸の21日に大師講と言いまして、お大師様の縁日に檀家の皆さんで集まって、お昼を食べて談笑した後に一緒にお経を唱えてお勤めを行っております
行うお勤めは難しいことはしておりません
「仏前勤行次第」という青い表紙の経本に書いてある内容を唱えます
普段は仏壇の前で唱える方もいらっしゃるでしょうが、皆で一緒にお唱えするのはまた一つ違った趣があると思います
そしてお勤めを皆で行った後は、私たちお坊さんが少しお話しをさせていただきます
今回は住職が話をして無事に一日が終了という感じでした
今現在もコロナの中、皆さん心配事も尽きないとは思いますが、それでも当日はたくさんのお参りの方に来ていただきまして、迎える側としては非常にありがたいことです
「誰も来ないかもしれない」と思いながら用意していましたが、蓋を開けてみると終わるころには皆さんの笑顔があり、本当に良い年の初めになったなという感じです
冒頭にも書きましたが、来月に産まれて初めて親になるかもしれないと思うと、おろおろしておりますが、お参りに行かせていただく家にお婆さんがいますが、最近足を痛めまして、お医者さんの世話になっております
そして行けば他愛もないお話しをするのですが、ふと「歩くのがこんな大変になるなんて産まれて初めてや」という言葉を言われました
私は子供のころ、大人になれば初めてのこともなく全部上手く物事を進めれるようになる、と思っていましたが、現実に大人になってみると、皆さんもよくご存じのようにそんなことはなく、むしろ一つ一つ初めてのことに焦りながら向かって行く毎日です
他の人はまた違う感じで人生歩んでいるのかな?と考えるこおはありますが、そのお婆さんの言葉を聞いて、やはり皆どんなことに関しても初めてで、右往左往しながら初めてのことに立ち向かっていくしかないのだと痛感させられます
私が普段歩いているお坊さんとしての人生に、今度は父親としての道も追加されて慌ただしくなってしまいますが、これもご縁と思います
光明寺に来てくれた奥さん、私たちのところにきてくれた子供、いろんな縁に恵まれながら右往左往していこうと思います
慌ただしい年になりそうですが、読んでくれている皆さんもどうか体は気を付けて、一年お過ごしください