まあるい心

「行ってらっしゃい。」

お盆の行事も終わり少しホッとしたいのですが、この暑さではなかなかそうもいきませんね。さて8月15日、お盆参りの最中ですが、ラジオからこんな言葉「行ってらっしゃい。は行ったら、必ず帰ってらっしゃい。」の言葉と流れてきました。毎日使う言葉なのに、意外と意味を理解していないで使っていましたが、その日はちょうど終戦記念日で、午後0時に甲子園では黙祷が行われています。戦争中に家族を送り出す人たちの「行ってらっしゃい」の言葉と「行ってきます。」と答える若者たちの思いを考えると、胸が締め付けられそうになり、その場で少し目を閉じ祈りました。

さて、この「行ってらっしゃい。」の意味ですが、私たち真言宗の考え方を表している言葉でもあります。人は亡くなると、七日毎のお逮夜を終えて四十九日で仏様の世界へ旅立たれますが、成人しておしまいではなく、その後は仏となりご先祖となり、私たちの側へ帰ってきていただき、子や孫、その先の世代を守ってくださる存在に成られると説きます。ですから、四十九日を迎え寂しくなるなと思うよりも、仏様の世界へ「行ってらっしゃい」と送り出してあげてください。そうすれば、故人は「行ってきます。(行ったら必ず帰ってきます)」と言って旅立たれますよ。


地蔵盆送り火法会ご報告

昨日夕の間お祀りさせていただいた各家のご先祖を、地蔵盆・おくり火法会にて供養させていただきました。

朝から猛暑で気温は30度を超えていましたが、冷房を完備したおかげで堂内は快適です。今年は備前の実相院「丸尾良然僧正」にお話をしていただきました。

その後に、御詠歌の流れるなか寺院一同の入堂です。各家供養者の名簿をおとなえして供養いたします。参拝者の皆様にもご焼香、施餓鬼鬼壇に水をたむけ供養していただきました。最後に住職による施餓鬼供作法を行い、送り火を焚き、お盆の間供養してきたご先祖を「行ってらっしゃい。」と念じてお送りさせていただきました。

その後、今年は竜野在住の三木良子先生による「二胡」の演奏を楽しみました。二胡は中国の楽器で、どちらかといえばバイオリンに近い音色ですが、お寺の雰囲気に馴染んでいて、心癒される音色です。私たちのよく知っている「川の流れのように」や「花」といった演奏をしていただき、最後に童謡の「赤とんぼ・ふるさと」を演奏していただき終了です。暑さを忘れて癒されました。

以上ご報告と共にお盆のお申し込みのあったお家には「お線香」を添えて御礼申し上げます。
合掌


お地蔵さん前の祈願のぼりお申し込み有り難うございます。

お盆前にお地蔵さん前の幟が随分いたんでおりましたので、新調すべくご案内申し上げたところ、多くのお申し込みをいただきました。

真新しい赤色の幟に囲まれて、お地蔵様も喜ばれているようです。

お寺へお参りの際にご覧ください。


御影供ご案内

9月21日(月曜日)午前10時より御影供のお勤めを致します。護摩のお勤めの後に、持仏堂にてお大師様に心経を奉納し、御法話を致します。

日時 9月21日(日曜日・祝日)午前10時~

護摩祈願の後に持仏堂にて御影供お勤め、法話


9月の予定

9月6日(日) 写経の日 午前10時~15時
9月12日(土) 御詠歌 午後1時~
9月13日(日) 奥の院護摩祈願 午前10時~
9月21日(月) 本堂護摩祈願 午前10時~
9月26日(土) 御詠歌 午後1時~
9月26日(土) 副住職のお勤め 午後6時~
9月30日(水) 四国団体参拝 午前6時~

とっても暑い夏になりました

皆さんこんにちは、副住職の隆照です

去年を超える猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?

記録的な猛暑の中、ただでさえ熱いのに、我が家はいたずら小僧二人のおかげでさらにヒートアップしております

写真は、定番のいたずら「化粧台荒らし」を現行犯で捕まえたときです。

1歳半にして、いろんなものに興味が尽きないようで、ダメよと言う場所にしか行ってくれません(笑)。

なかなか目が離せない毎日ですが、何でも触って、何でも確かめてみたいという気持ちは、この時期ならではのものなのかもしれません。

片付けたそばからまた散らかされ、注意したそばから別のいたずらが始まる……。
こちらは毎日追いかけ回されていますが、そんな姿を見られるのも今だけと思えば、これも子育ての楽しみの一つなのかなと思います。

今日も元気いっぱい、我が家の「暴君」は家中を探検中です。

さて、そんな子どもたちと過ごす中で、毎年この時期になると思い出す風景があります。

お盆といいますと、ご先祖様が帰ってこられる時期です。

我が家では毎年のように、この時期になるとトンボが子どもたちのところにやってきます。
子どもの肩や手に止まり、しばらくじっと様子を見て、そしてまた飛び去っていく。

そんな姿を見ていると、なんとも不思議な気持ちになります。

昔から、お盆の時期には、羽のついた虫などにご先祖様が乗り移り、子孫の様子を見に来られるという言い伝えがあります。

もちろん、これが本当なのかどうかは分かりません。

それでも、子どもたちのところに毎年のようにトンボがやって来て、しばらく様子を見て飛んでいく姿を眺めていると、「もしかしたら、本当にそうなのかもしれないな」と思わされます。

日本全国、それぞれの地域に、それぞれのお盆の風習があります。
ご先祖様を迎える形も、送り出す形も、きっと地域によってさまざまなのでしょう。

けれど、その根っこにあるものは、亡くなった方を思い、今を生きる私たちとのつながりを感じることなのかもしれません。

亡くなった方は、お盆になると、気にかけている家族や親族のもとへ帰ってきて、何かを伝えてくださる。
私は、そんなふうに考えることもできます。

先ほどのトンボも、私にとっては、亡くなった祖父や祖母が、自分たちのひ孫である子どもたちの様子を見に来てくれている姿なのではないかと、勝手ながら感じています。

もちろん、これが「正解」というわけではありません。

お盆にご先祖様を感じる形に、決まった答えはないのだと思います。

懐かしい声を思い出す人もいれば、写真を眺めながら故人を思う人もいる。
ふとした風景や、風の匂い、虫の姿に、亡くなった方の気配を感じる人もいるでしょう。

皆様がそのときに感じられたものこそが、その人にとってのお盆なのだと思います。

今年のお盆も、どうかご先祖様の気配を少し感じながら過ごしてみてください。

とはいえ、今年も大変な暑さです。
お墓参り一つをとっても、暑さは身体への大きな負担になります。

どうか無理をなさらず、ご自身の体調を第一に。

ご先祖様と一緒に、暑い夏の日々をゆっくりとお過ごしください。

まあるい心 237号 令和8年6月27日発行

梅雨の雨も仏さまの恵み

皆さまこんにちは。副住職の隆照です。

今年も梅雨の季節がやってまいりました。

毎日のように雨が続くと、「また雨か…」と少し憂鬱な気持ちになってしまいますね。洗濯物も乾きにくく、外へ出るのも億劫になります。

ですが、日本には昔から「雨もまた恵み」という考え方があります。

私たちの祖先は、梅雨の雨を上手に利用して田植えを行い、その雨のおかげで秋にはたくさんのお米を収穫してきました。今では雨を少し邪魔者のように思ってしまいますが、本来は私たちの命を支えてくれる、とてもありがたい存在なのです。

仏教には「一味(いちみ)」という言葉があります。

「一味」とは、「仏さまの教えは、すべての人に分け隔てなく平等に降り注いでいる」という意味です。

雨が大木にも、小さな草にも、花にも畑にも区別なく降るように、仏さまの教えもまた、善い人にも悪い人にも、大人にも子どもにも、誰一人差別することなく届けられています。

しかし、その雨を受けて大きく育つ木もあれば、根を張らずに枯れてしまう草もあります。

仏さまの教えも同じです。

教えそのものに違いがあるのではなく、それを受け止める私たちの心の持ち方によって、その恵みが生きることもあれば、気づかないまま過ぎてしまうこともあります。

忙しい毎日を送っていると、「今は時間がない」「また今度」と、心を落ち着かせる時間をつい後回しにしてしまいます。

けれど、ほんの少し立ち止まって仏壇に手を合わせたり、お寺へお参りしたりする時間が、自分の心を潤してくれる恵みの雨になるのかもしれません。

梅雨空を見ると、どうしても気分が沈みがちになりますが、「これは恵みの雨なんだ」と少し考え方を変えるだけで、不思議と見える景色も変わってきます。

これから本格的な暑さがやってきます。

どうか体調に気をつけながら、毎日を元気にお過ごしください。そして、時には静かに手を合わせる時間をつくっていただければ幸いです。

7月の予定

  • 7月5日(日) 写経の日 午前10時~15時
  • 7月11日(土) 御詠歌 午後1時~
  • 7月12日(日) 奥の院護摩祈願 午前10時~
  • 7月21日(火) 本堂護摩祈願 午前10時~
  • 7月25日(土) 御詠歌 午後1時~
  • 7月25日(土) 副住職のお勤め 午後6時~

8月の予定

  • 8月1日(土) お盆前境内清掃(東有年) 午前7時~

第236号 まあるい心

令和8年5月29日発行

第9回四国遍路へ行ってまいりました

皆さまこんにちは。副住職の隆照です。

去る5月28日、第9回目となる四国遍路へ行ってまいりました。

今回も出発前から天気予報とのにらめっこです。長期予報では当日は雨予報。「もう何も申しません。住職は雨男です」と半ば諦めにも似た気持ちでおりましたが、前日まで降っていた雨が当日の早朝には回復し始め、なんとか傘を使わずに巡礼できそうな空模様となりました。

今回は今治からの巡拝ということもあり、少しでも旅気分を味わおうと、しまなみ海道を通って四国入りをすることになりました。

ところが、期待していた瀬戸内海の景色は朝から濃い霞に包まれ、橋の上から見えるはずの島々もどこかぼんやりとした姿です。せっかくの絶景を楽しみにしていた方々からは少し残念そうな声も聞こえましたが、「雨よりはましですね」と笑いながら今治へ向かいました。

最初のお参りは58番札所・仙遊寺です。

標高三百メートルの高台にあるお寺で、晴れていれば今治市街を一望できる場所ですが、この日は霞の向こうに町並みがうっすら見える程度でした。それでも山を吹き抜ける風はとても心地よく、境内に立つだけで心が落ち着くような気持ちになります。

続いて59番札所・国分寺へ。こちらではお大師さまと握手のできる像があり、参加者の皆さんも嬉しそうにお参りされていました。

その後は61番・香園寺、62番・宝寿寺、63番・吉祥寺と巡拝し、お待ちかねの昼食です。

遍路の楽しみはお参りだけではありません。地元のお料理をいただくことも大きな楽しみの一つです。今回は「旬菜はる」さんで桶盛り御膳をいただきました。新鮮なお魚を中心としたお料理に、皆さん大満足のご様子でした。

そして今回最大の目的地である60番札所・横峰寺へ向かいます。

横峰寺は石鎚山系の山中にある札所で、四国遍路の中でも山岳霊場として知られています。バスで山道を四十分ほどかけて登り、駐車場からさらに二十分ほど歩いて境内へ向かいます。

標高は約七百五十メートル。この時期でも空気はひんやりとしており、鳥の鳴き声を聞きながらの参道はまさに別世界です。山の中の静けさの中で手を合わせていると、日頃の慌ただしさを忘れさせてくれるような気持ちになりました。

本堂、大師堂をお参りし、その後は64番札所・前神寺へ。

最後まで雨に降られることもなく、無事にすべての予定を終えることができました。

帰り道には朝とは打って変わって空が晴れ渡り、瀬戸大橋からは青空の下に広がる瀬戸内海を眺めることができました。朝は霞で見えなかった景色を取り戻すような、美しい帰路となりました。

そして午後7時30分頃、無事に帰着。

早朝からの長い一日でしたが、大きな事故や怪我もなく、皆さんと共にお大師さまの御縁をいただけたことに感謝しております。

次回の四国遍路は9月30日(水)を予定しております。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください。皆さまとご一緒にお参りできることを楽しみにしております。

「風薫る季節」

皆さんこんにちは、副住職の隆照です

遅くなりましたが、お寺の新聞を掲載しておきます

行事日程も更新しました

第235号 まぁるい心
令和8年4月27日発行

爽やかな風が木々の間をぬけてやってくる風薫る季節になってきました。青空には鯉のぼりが泳ぎ、気持ちも晴々します。我が家の孫も春から幼稚園に通う歳になりました。その孫が年明け頃より数字の勉強をしております。当初は「だめだ〜 できないよー」と根を上げていましたが、最近は少しずつですが慣れてきたようです。

先日テレビの中で歌手の新妻聖子さんがこのようなコメントをされていました。彼女は11才から7年間海外で過ごされたのですが、英語を話すために必死になって勉強したそうです。ところが2年経っても話せない、「自分は英語が話せないのだろうか」と泣きながら勉強したそうです。すると2年と少し経ったときに、いきなり話している言葉がわかり英語を喋れるようになったそうで、「それは突然のことだった」と答えておられました。

孫の勉強も、新妻さんの英語も毎日の積み重ねがあるから結果が訪れるわけです。スポーツの世界でも同じことで、あの大谷選手は、子供の時からメジャーの選手になるために、コツコツと毎日の練習と努力を積み重ねてきたからこそ今の姿があるのです。少しやってみて、分からないとか、出来ないからやめてしまうのではなくて、何度も何度も繰り返し積み上げていくからこそ、ある時パッと世界が転換していくのです。

信仰の世界も同じです。時々「宗教では幸せになれない」なんて事を言う方がおられますが、考え方が間違っています。それは、人は信仰によって生き方が変わります。生き方が変われば、心が幸せになります。心が幸せになれば、自分や家族が幸せになります。ただし、その転換は人それぞれで違います。ですが必ずそのタイミングは誰にでも訪れますので、日々の信仰の姿をおろそかにしないでください。

                            合掌

5月の予定

  • 5月 2日(土) 写経の日       午前10時〜15時
  •    10日(日) 奥の院護摩祈願   午前10時〜
  •    14日(木) 御詠歌       午後1時〜
  •    21日(木) 本堂護摩祈願    午前10時〜
  •    24日(日) 御詠歌       午後1時〜
  •    28日(木) 第9回四国遍路   午前6時出発
  •    30日(土) 副住職のお勤め   午後6時〜

春の土砂加持法会を終えて

皆さまこんにちは。副住職の隆照です。

今年の春は暖かくなるのが少し遅く、なかなか冬物を片付けるタイミングが難しい日が続いておりました。ですが、このブログを書いている4月10日前後になりますと、まるで初夏のような暖かい日も増え、ようやく冬物ともおさらばできそうです。

さて、去る4月4日、光明寺におきまして土砂加持法会を厳修いたしました。

当日はあいにくの雨と強風という荒れた天候で、「果たしてどれだけの方にお参りいただけるだろうか」と心配しておりましたが、蓋を開けてみれば昨年とほぼ変わらない多くの方にお参りいただき、無事に法会を終えることができました。心より御礼申し上げます。

例年通り、神戸・西室院より本山布教師の田中宣照僧正にお越しいただき、「真心に生きる」というテーマでご法話をいただきました。

非常に引き込まれるお話で、私自身も大いに学ばせていただき、また改めて考えさせられる時間となりました。

お話の中で特に印象に残ったのは、「真心とは何か」という問いでした。

真心というと、相手に伝わってこそ意味があるようにも思いがちですが、僧正はこう仰られました。

「相手に伝わらなくても、真心は出し続けなければならない」

伝わらないからやめてしまうのは、それはどこかに見返りを求める“下心”があるからであり、本当の真心とは、相手に伝わるかどうかに関わらず、ただ相手を思って出し続けるものである――。

その言葉は、聞いていて胸に深く響くものがありました。

ご法話の中では、葬儀の場面で、送り出す側の姉妹が棺の中にお弁当を入れるというお話が紹介されました。

子どもの頃には気づかなかった祖母の真心が、自分が親になって初めて分かる。その時まで、祖母はずっと変わらず真心を注ぎ続けていた――。

会場では、涙を浮かべておられる方もいれば、思わず笑いがこぼれる場面もあり、皆さまそれぞれの思いでお話を受け止めておられたように感じます。

また法話の後には、僧正より「光明寺の皆さまは大変聞く姿勢がよく、とても話しやすい場でした」とのお言葉もいただきました。

これもひとえに、日頃よりお参りくださる皆さまのおかげであると感じております。

真心というのは、簡単なようでいて、実はとても難しいものです。

だからこそ、このように改めて考えるご縁をいただけたことは、大変ありがたいことだと感じております。

これからも日々の中で、少しずつでも真心を大切にしながら過ごしていきたいものです。

4月の行事予定と土砂加持法会のご案内

皆さまこんにちは。副住職の隆照です。

暖かくなったかと思えば、まだまだ肌寒い日もあり、春の訪れを感じつつも体調管理の難しい時期となっております。

さて、4月の行事予定と、春の大切なお勤めである「土砂加持法会」についてご案内申し上げます。

■4月の予定

4月 4日(土) 土砂加持法会    午後1時〜

   10日(日) 奥の院護摩祈願  午前10時〜

   21日(土) 本堂護摩祈願   午前10時〜

   23日(木) 写経の日     午前10時〜15時

   25日(土) 副住職のお勤め  午後6時〜

春の土砂加持法会について

4月4日(土曜日)は、春の「土砂加持法会」を執り行います。

この法会は、皆さまのご先祖を供養する大切なお勤めです。

「土砂」とは何かと申しますと、真言宗ではこの世界のすべては「地・水・火・風・空」という五つの要素(五大)から成り立っていると考えられています。

その中でも「地」はすべてを支える根本であり、その象徴が土です。

この土に、光明真言をお唱えしながら仏さまのお力をいただくことで、功徳を宿した土となります。

それをお墓やご先祖に手向けることで、亡き方の業を浄化し、安らかな世界へと導くご供養となります。

また、この功徳はご先祖だけでなく、今を生きる私たち自身にも及ぶとされております。

日々の中で積み重ねてきた様々な思い、良いことも、そうでないことも含めて、すべてを静かに見つめ直す機会としても、大変意義深いお勤めです。

どうぞこの機会にお参りいただき、ご先祖とご自身のために、光明真言をお唱えいただければと思います。

■土砂加持法会 詳細

令和8年4月4日(土曜日)

午後1時より 御法話(本山布教師 田中宣照僧正)

午後2時より 土砂加持法会

四国遍路のご報告

去る2月27日、第8回目となる四国遍路に行ってまいりました。

今回は愛媛県松山・今治方面の札所を巡り、日帰りで10ヶ寺の参拝を行いました。

早朝より出発し、順調に巡拝を重ねながら、昼食には新鮮な魚を使った寿司定食をいただき、皆さま大変喜ばれておりました。

午後からは雨も降り出し、傘を差しながらの巡礼となりましたが、声を掛け合いながら無事に57番札所までお参りすることができました。

ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした。

次回は5月28日を予定しております。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

お彼岸が近づいてまいりました

皆さまこんにちは。副住職の隆照です。

お彼岸が近づいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今年の冬は、なかなか気まぐれな天候でしたね。

大雪に悩まされたかと思えば、急に暖かくなり、立春を過ぎるとまた寒さが戻る。体がついていくのもなかなか大変な冬だったように思います。

そんな気候の影響か、我が家でも長男が風邪をひいてしまいました。お彼岸前ということもあり、「もしかしてインフルエンザではないだろうか」と少し戦々恐々としておりましたが、どうやら普通の風邪だったようで、現在は快方に向かっています。親としては、まずは一安心といったところです。

さて、そんな中でお彼岸が近づいてまいりました。

以前からこのブログでも書いておりますが、お彼岸とは季節の境目の時期です。暑さ寒さが入り混じる、どこか曖昧な季節の変わり目です。

昔の人は、この「曖昧さ」をとても面白く表現しました。

この世とあの世の境目も少し曖昧になり、ご先祖さまが冥界の門番の目をくぐり抜けて、こっそりと帰ってきてくれる。そんなふうに考えたのです。

なんとも人間らしい、そしてどこか温かい想像ですよね。

仏教やご先祖供養というものに、どのような意味があるのだろうか。これは私自身も、折に触れて考えることがあります。はっきりした答えがあるわけではありませんが、日々の中で「もしかすると、こういうことなのかもしれないな」と感じる場面に出会うことはあります。

最近よく思うのは、家にお仏壇があり、お墓参りをしている家庭の子どもたちは、なんとなくにこやかで、優しそうに見えることが多いということです。

もちろん、お仏壇がない家の子どもが優しくない、ということではありません。そんな単純な話ではないのですが、仕事柄、どうしてもそういうところに目がいってしまうのかもしれません。

無理やり理由を考えてみるなら、姿の見えないご先祖さまや亡くなった方に対して、ご飯をお供えし、手を合わせる。そういう行いが、人を思いやる心の練習のようになっているのではないか、と思うことがあります。

言ってみれば、人助けの小さな練習のようなものかもしれません。

もちろん、これは何の科学的な根拠もない、私の勝手な想像です。ただ、手を合わせることで、そのご縁やおかげが子どもや孫たちに巡ってくれるのだとしたら、それはとても嬉しいことではないでしょうか。

これからの時期は花粉も多く、寒暖差も激しくなります。花粉症の私にとっては、少しつらい季節でもありますが、皆さまもどうか体調にはお気をつけてお過ごしください。

そしてお彼岸の折には、ぜひお墓参りに足を運んでみてください。

ご先祖さまも、きっと喜んでくださることと思います。

第222号 まあるい心

令和8年2月23日発行

「魔法の薬・陀羅尼助」

皆様は「陀羅尼助・ダラニスケ」というお薬をご存知ですか?「ダラニ」とはインドの昔の言葉「梵語」で、仏様にお唱えする祈りの言葉、つまり真言のことをいいます。お経は仏様の教えを説いたものですが、真言とは精神統一して御仏を祈るための呪文です。「南無大師遍照金剛」や「南無阿弥陀仏」なども真言の一つです。陀羅尼助は薬草を煎じて作られたお薬なのですが、この際に、薬がよく効く様にと「陀羅尼」を唱えながら作られたことからこの名前が付いたと言われています。

また、お坊さんの勧めで、陀羅尼を読むのですが、あまりにも長いものだと、眠気に襲われるからと、苦い陀羅尼助を口に含んで、眠気をさました、などの説もあります。

「良薬口に苦し」などの言葉がありますが、陀羅尼助はお大師様が唐より持ち帰られた製法で作られた漢方の万能薬であります。私は今でもお腹の調子が良くない時にはこれに頼っています。お大師様が伝えられたことは、お経だけでなく、こうしたお薬や筆、土木建築工法などが今も尚使われています。

3月21日はお大師様が御入定された「正御影供・ショウミエク」です。どうぞ光明寺にお参りいただき、お大師様に感謝のお手を合わせてみませんか。

※土砂加持法会のご案内

4月4日は光明寺の春の法会「土砂加持法会」が行われます。1年に一度のご先祖を供養するお勤めであり、新精霊のお家の方は特に位牌をお作りして供養することをお勧めしておりますので、ご検討ください。

令和8年4月4日(土曜日)

午後1時より ご法話 「本山布教師 田中宣照 僧正」

午後2時より 土砂加持法会

3月の予定

3月 8日(日) 奥の院護摩祈願   午前10時〜

   14日(土) 御詠歌の稽古   午後1時〜

   21日(土) 本堂護摩祈願   午前10時〜

   17日(火) 写経の日     午前10時〜15時

   28日(土) 副住職のお勤め  午後6時〜

   29日(日) 土砂加持前清掃  午後1時〜

          (西有年地区担当)

4月 4日(土) 土砂加持法会    午後1時〜

節分が始まりました

みなさんこんにちは、副住職の隆照です

いよいよ2月3日より光明寺の節分が始まりまして、当日のお勤めでは30人ほどの方がお参りに来られました

これより光明寺では1週間の間、毎朝護摩の祈願を行いまして、お札を作ります

2月9日は最終日の朝です

ご参詣の方には、風呂敷加持を行いまして、その後お札を順次発送いたします

申し込んでいただいた方は、お手元に届くのを今しばらくお待ちください