無事にお正月も終わりまして、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
光明寺では、家族が増えて初めてのお正月となります
例年どおりとはいかず、いろいろな変更に戸惑うところはありますが、それでも我が子を見ながらの変化というのは嬉しいものであると思いながら、良い時間を過ごしております
変化という意味ではもう一つ
例年通り行った除夜の鐘ですが、今回はコロナで人の足が遠のいて以来、最もたくさんの人がお参りに来てくださいました
例年どおりの顔ぶれと、久しぶりの顔ぶれと、やはり年の暮れに皆さんの顔を見れるというのは、本当に嬉しいことです
上の写真は、毎年行っている村内の檀家さんのお家への年始の挨拶参りです
一軒一軒の前に新年の挨拶をお届けして、家の前で般若心経をお唱えして、だいたい二日間で60件ほど歩いて参ります
お正月の午前中ですが、待ってくれているのでこちらも力が入ります
光明寺奥の院で行われる第2日曜日の護摩は、新年最初の行事になりますが、無事に勤修
今月から息子もデビューです
皆さんに可愛がってもらえて、息子も嬉しそう
本当に人の中にいるのが好きなやつです
お勤めが終わりましたら、住職から新年の挨拶と法話
新年の一発目から諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教
難しい漢字が出てまいりました
読み飛ばしていただいて結構です(笑)
これは七仏通誡偈といいまして、法句経などに載せられている「悪いことをしないで、良いことを行い、自分を清く保つ仏様の教えに従います」という意味の言葉です
ずいぶん古い言葉でして、お釈迦様より古いインドの御坊様が説いた教えとされています
当たり前のことですが、住職が今回言いたかったのは「自分を清く保つ」ということです
普段の生活では、良いことばかりでないのは、皆様がよくご存じだと思います
お正月からニュースを見ていると悪いニュースもたくさん流れていました
しかし、悪いことに直面しても、自分を清く保つ努力をして、染まらないようにしないと、どんどん悪い方向に進んでしまいます
心は清く、理想は高く、怒りに染まらず、そうしないとせっかく行った良いことの意味もなくなってしまうと言われます
・・・難しい!!(笑)
言うは易い、行うは難しですね
私たち僧侶も、日々そうなれるように修行と試行錯誤の毎日です
修行が上手くいくのかは判りませんが、お釈迦様の境地にいつかたどり着けると信じて、心を清く精進します
皆様も是非、悪いこと、悪いニュース、出来事、たくさん遭遇するでしょうが、自分を信じて、自分の信じる教えに倣って良い一年をお過ごしください
私はお釈迦様とお大師様の仏教を信じて、それに倣っていきます