山の護摩は華やかに

みなさんこんにちは、副住職の隆照です。

ドタバタの先月もようやく終わり、なんとか日常に戻りつつある気配を感じる今日この頃です。

今年は長期天気予報で、冬の冷え込みが激しくなると言っていましたが、この間まで、むしろ暑い陽気が多く、本当に冷え込むのか?と思っていたら、最近はめっきり冷え込みが激しくなりまして、震える毎日を送っています。

このブログを読んでくれている皆さんは、お体の加減いかがですか?

昔から冷えは万病の元と言われますし、実際私も冬のお参りをバイクで行った後などは、やはりしばらく体の冷えで調子が悪いものです。

しかし、そんな天候の中でも開催された奥の院の護摩は、寒さなんてなんのその。

みなさん途中から歩いて山を上がってくるのですが、約15分歩いて登ってきた後の第一声がだいたい「暑い!」ですから、良い感じに熱がこもっていらっしゃいます。

護摩のお勤めの時も、寒さなど一切感じず、約一時間のお勤めが終わります。

この日は、今年最後の奥の院での護摩の日だったこともあり、普段来てくれる方にもう少しだけ多くの人が参拝してくれていました。

若い方が多いと、やはり華やかさが違います。

バリバリ現役の社会人、大学生、就活に成功した子、みんなそれぞれ秘める思いは違うでしょうが、一様に手を合わせて、お勤めに参加し、祈る姿というのは真剣そのものです。

やはり、一生懸命になっている姿というのは、いつ見ても奇麗だと思わせるものです。

そこに老若男女の差などないと思わせられました。

お勤めが終われば、お接待です。

みなさん配られたお弁当に舌鼓を打ちながら、住職の話に耳を傾けます。

若干口の方が優勢になって、お話しの最初の方は耳が負けてしまうのはご愛敬。

この日は、最後の護摩の日ということもあり、みなさん様々なお供えを持ってきていただき、お供えされていました。

護摩のお勤めにお供えされたお菓子やお弁当を、御下がりとして、みんなで食べて分け合います。

きっとご利益一杯なはず。

ご利益だけではなく、同じ空間でみんなで物を共有しながら食べるのは、独特の楽しさがありますね。

一体感が生まれそうな気配?

この日は初めての妻のお勤めデビューだったのですが、残念ながら写真を撮り忘れてしまいました。

やはり何もかもが初めてなので、わからないことも多く、あたふたしながらも一生懸命動いてくれていたと思うのですが、本人曰く「不甲斐なく何もできなかった」と嘆いておりましたが、横から私が見ていると、皆さん非常に暖かい目をして見守っていてくださったのが印象的で、さっそく皆さんに受け入れられ始めているのでは?と思っております。

これから光明寺のお勤めでは、若い奥さんが皆さんをお迎えすると思います。

なかなか不慣れなものですが、どうかそこは、暖かい目で成長を見守っていっていただければ幸いです。

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