実は・・・お山の

新年になりまして、初めての黒澤山の護摩のお勤めに参加できました。

今日はえらい久しぶりの感覚だなーと思って、実際に予定を確認したところ、11月から欠席が続いておりましたので、お恥ずかしい( ;∀;)

もう冬も終わりかけの3月ですが、朝方の雨の影響もあり、山の上は息が白くなるほどの寒さ

しかし、そんな中でも変わらずたたずむお堂とお釈迦様の涅槃像を一枚

森の中にひっそりとですが、確かな存在感をもってたたずむ姿に思わず魅入られそうです。

このお釈迦様の涅槃像の大きさは2メートルを超えているので、近づくと大きさがわかるのですが、遠目ではバランスの良さも相まって、普通の人が横になっているような雰囲気をしておられます。

雨上がりの雰囲気も相まって、より一層落ち着いた調和がとれていました。

思えば、この涅槃像がここに安置されたのは私が幼稚園か小学校低学年のころだったと思います。

当時の住職であった先代隆弘和上(私のおじいちゃん)がツナギで石屋さんと作業をする姿を、子供ながらに興味津々で見ていたのを覚えています。

それから20年以上たった今、いろんなものが変わりますが、お釈迦様は変わらずここにいてくださっています。

日々の生活が目まぐるしい変化に追われて、、、という謳い文句はよく使われますし、私も使いますが、考えてみるとそんなに今も昔も違うことはしていないのかも、と考えるこの頃です。

新型コロナの一報でトイレットペーパーが無くなるのを見て、新しい機械や技術に囲まれても人の本質は、10年や50年では変わらないと言われるのは納得でした。

さぁ、話が変な方向に行きましたが、本日のお勤めではなんとお弁当の差し入れがありました。

なんと、このお弁当手作りです。

赤穂の高橋さん御一行が朝早くから作ってくれたのを、お参りの人全員にと配ってくれました。

私もいただきましたが、栗ご飯の美味しいこと

デパ地下で買ってきたと言われても疑わないようなレベルです。

ありがとうございました。

お勤めのほうは定刻通り始まったのですが、この日は煙がすごく出まして、私はこの季節花粉症なので、普段は気にならない煙でも非常に目と喉にダメージが来ます。

今日は目があけれない!

しかし、お参りの人は皆真剣にお願いを持ってこられるので、煙にやられてばかりいるわけにもいきません。

しかし、煙たい!w

無事とは言い難いですが、なんとか終わって涙が止まりませんでした

そのあと住職の話ですが、笑いの和顔施についてでした。

これは、笑顔で相手に接することによって笑顔の施しをしてあげましょうという意味なのですが、スマイルはゼロ円という言葉があるように、元手のいらないものです。

しかし、笑うというのは大人になるにつれて一日の笑う回数が少なくなるのは皆さん身に覚えがあるのではないでしょうか。

子供だと平均3~500回一日で笑うのに、大人は15回前後だということです。

近年では、笑うということは私たちの体に様々な良い影響があることが知られてきました。

調べればたくさん出てきますが、食後の血糖値が下がったり、免疫が活発になったり、よく出かけて人に会って笑うというのは最も簡単にできる万能薬です。

ちなみに、お経でもそういったことが言われています。

ニュースを見ていると悲惨な気持ちになることも多いですが、やはり一番は笑顔で楽しくが百薬の長だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です