斉燈護摩(さいとうごま)でした

皆さんこんにちは、副住職の隆照です。

非常に天気の良い五月、いかがお過ごしでしょうか?

今回私たち若夫婦は、光明寺の奥の院の護摩には参加せず、普段からお手伝いしていただいている夢前町真楽寺さんの斉燈護摩へ、微力ながらお手伝いに行ってまいりました。

例年ですと100人を超える参拝の方が来られて、お坊さんも二桁の人数が動く、とても賑やかなお祭りなのですが、去年今年と残念ながら無観客です。

一日も早いコロナからの回復を祈って止まない思いです。

斉燈護摩は元々、山の中で修業をする修験行者(しゅげんぎょうじゃ)が山間で護摩のお勤めを行うために考え出された法です。

本来全く何もない場所で、周りから悪い霊たちが入ってこないようにするために様々な作法で聖域を作ってその中で火を上げます。

写真では真剣を使っているので、皆必死です。

これだけの火ですから、斉燈護摩を行う日は必ず消防署に届け出を出してから行います。

でないと、火事と間違われて消防車飛んできてしまいますからね

光明寺住所も、法螺貝を持って、護摩の後に飛んできて参戦です

お勤めが終われば、皆で火渡りの修行を行い終了です。

左側の写真は私ですが、被ってしまっていた、残念。

右側は若奥の久美です。

彼女も火渡りは初めての経験だったので、、、しかも周りの人が面白がって怖がらせまくっていたので、実際に行うまではビビりまくっていましたが、なんとか無事にわたり終えることができました。

以上が真楽寺さんのお寺で行った斉燈護摩のお勤めでした。

今年は無観客ということでしたが、例年ならば誰でも参加可能なお勤めですので、お時間ある方は是非参加してみてください。

非常に良いパワーをもらえること間違いなしだと思います。

彼岸の正御影供

皆さんこんにちは、副住職の隆照です

お彼岸いかがお過ごしでしょうか?

コロナの非常事態宣言も一応は抜けて、対策はしつつも外に出る人も増えてくるでしょうこのごろ。

お参りや私生活で、公園の側を通ると親子連れの賑やかさに釣られて、こちらも思わず口角が上がってきます。

鬱憤の溜まった子供さんを連れて、彼岸休みに外に遊びに行く人もおおいのではないでしょうか?

光明寺では、そんな中でも変わらず春の彼岸の中日に護摩のお勤めが行われました。

写真にもある通り、この日は予報では雨の1日。

せっかく咲いた境内の木蓮の花も、無惨に散ってしまっています。

この時期は霧が濃くかかるので、朝方などは本当に国道では100メートル先がぼやけています。

こわやこわや

しかし、朝から空気は暖かく雨の湿度も相まって、ほんわかとした空気感の漂う光明寺。

なんだか参拝の人たちの雰囲気も今日はのんびりです。

写真は住職が護摩の炎で腹帯を祈願している様子

安産祈願を申し込んでいただいた人には、自分が使うであろう腹帯やらマタニティグッズを持ってきていただき、それを護摩の炎でお清めして渡しています。

ありがたいことに、本尊様のお力を分けていただいて、皆さん無事に産まれてきてくれています。

新しく産まれてくる子どもたちには、みんなの期待と光明寺の本尊様のお力を受けて、どんどん育っていってほしいと思うばかりです。

写真は護摩を終えた後のお話で、いつもお手伝いいただく真楽寺さん

お話が面白いのでみんな笑あり、頷きありでいつも興味深く聞いています。

今年のお彼岸は比較的天気も良く、お墓参りをされる方の姿がちらほらと見えています。

皆さんご先祖様が帰ってきているお彼岸に、是非ともお散歩気分でお墓参りはいかがですか?