柴燈護摩 無事勤修しました

みなさんこんにちは、副住職の隆照です

もう早いもので、年の瀬が近づいてきまして、一つまた一つと行事が終わっていきます

今年で3回目になります光明寺奥の院の柴燈護摩も、天気の心配もなく、ケガもなく火事もない素晴らしい終わりを見せてくれました

3回目ともなれば慣れてきて、ずいぶん余裕が出てくるのかと思いきや、慣れたが故に、あれもしたいこれもしたいが出てきてしまい大忙し

今年は秋のお彼岸が終わったぐらいからでしょうか、住職と暇を見つけては奥の院へ上がり、お互いツナギを着て、チェンソーを持ち、ショベルカーを動かして木を切ること・・・大小合わせると40本ほどの伐採になったでしょうか

皆さんが奥の院に上がってきてくれた時に、感動できる空間を作ってあげたいという思いだけで、ずっと土木工事に勤しんでおりました

写真ではわかりずらいでしょうが、その作業の甲斐あって随分と明るく日差しが差し込んでくれるようになったので、個人的には満足です

来年への伐採計画も、だんだんと青写真が上がって参りましたので、もっと良い場所を作って、お参りの方々も奥の院の竜神さまも、みんな喜んでくれたらと思っております

そして11時開始の時間がくれば、去年よりもたくさんのお参りの方が上がってくるわ、上がってくるわ

近所の子供たちも沢山来てくれて、そこいらじゅうを走り回っておりました

家の子供も連れてきたのですが、近所のお姉ちゃん(5~8歳)たちが皆面倒を見てくれて…ほんとに助かりました

我が子だけでなく、小さい他の子たちも皆巻き込んで面倒を見てくれていたので、親たちは大助かり

やはり、子供は子供たちの中で育っていくんだな~と痛感しました

忙しくて遊んでいる写真は撮れなかったのですが、代わりに始まる前の腹ごしらえの写真です

温かい気候の中で、無事に行うことができ、心配していた風が吹くこともなく終わってくれた、これが竜神様のお力添えあってのことかもしれません

いろいろなことがあった一年でしたが、今年は去年以上に早く感じました

コロナが落ち着いたというのもあって、様々な行事が再開されたのもあったのでしょう

あっという間に時間が流れていく中で、自分自身の力及ばず、何もできなかったという状況の多かったこと

思い返すとよく出てくるのは、自分自身の不甲斐ないことの多さで心が挫けそうになりますが、そこで考えるのを辞めず、もう少し思い返してみると、同じぐらい嬉しいこともたくさんあり、また繋がってくれたご縁の多種多様さに、折れそうになった心が今度はまっすぐ立ち直ります(笑)

ほんとおかげ様です

自分の力で解決できることの方が少ないなかで、なんとかかんとかやっていけているのは、光明寺の本尊様に守られ、また関係のある皆様に守られているからなんだと思います

今年一年の反省と、そして感謝をこの12月中におこなって、来月は新しい年ですから、新年に備えていきたいですね

満員御礼、感謝感激雨あられ

みなさんこんにちは、副住職の隆照です

12月になって一気に寒くなって、また暑くなってを繰り返してますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

光明寺では去年より始めた、光明寺奥の院での柴燈護摩のお勤めを無事に終えることができました

今年は去年にもまして多くの方がお参りしてくださり、筆舌に尽くしがたいほどの喜びと感謝をもって、ここに報告させていただきます

去年より始まったこの護摩供、元はお参りに来てくださる方の為のものというより、普段光明寺を守護してくださっている土地神様や仏様に対する「お礼のお勤め」ということで住職の目論見では、こじんまり行うつもりでした

しかし、多くの方々の賛同、支援を得まして、去年より規模も、参列の方の人数も右肩上がりで務めることができました

当日は天候も良く、風も吹かずと最高の条件で行えたことは「おかげさま」を頂いたとしか言いようのないものでした

手伝ってくださった皆様の「おかげ」お力添えをしてくださった神様、仏様の「おかげ」そして当日お参りに来てくださった皆様の「おかげ」

このどれが欠けても実現することのなかった状況に、感謝いたします

普段とは違う山の上の舞台を用意するために、秋口から少しずつ、12月に入ればほぼ毎日のように住職と詰めていきましたが、それが終わってホッと一息

やっと肩の荷が下りました

光明寺奥の院のお堂の前の浮島で行われる柴燈護摩

場所が少し狭いので、なかなか他の場所で行っている柴燈護摩と同じ段取りを、というわけにはいきません

小さなことから大きなことまで、あれをして、これを行ってと、そんなことをしていたら当日は頭が真っ白です

余裕などあったものではなく、時間が飛ぶように過ぎていました

極めつけは、お勤めが始まって、マイクを使い、声が皆さんに届くようにしていたのですが、私が色々する番になったところでマイクが「ブツっーーーー」

新しくつけたスピーカーが壊れるというアクシデント

もう焦りすぎて、あまり覚えていません(笑)

聞こえなくなったスピーカーですが、本番中ですので修理などできるはずもなく、もう気持ちを切り替えまして₍ヤケクソとも言いますw)気にせず本番を執り行いました

そんなトラブルもありましたが、お勤めは無事に終えることができて、来てくださった皆さんのお加持にはいることができました

来てくださった皆さんに、お勤めで使った剣を使って、良いことが起きますように、悪いことが起きませんように、良いご縁に恵まれますようにとの祈願をさせてもらいました

この後に住職の挨拶がありましたが、以下抜粋

このお山は、お参りしていただくのは昔からとても難所だと言われています(車が普通車は登れないので山道を30分ほど歩かなくてはいけないため)

ご年配の方は、登ってこられて一言「ワシらをこ〇す気か」とつぶやかれる方もいました

皆さんも今日は大変な思いをされたと思います

登ってお参りに来られるのに、近道はなく、一歩づつでないと進んでこれなかったはずです

そして歩を進め続けたために、ここにたどり着くことができました

人生もこれと同じだと思います

いろんなことを言われても、結局近道はなく、一歩づつ着実に歩いていかないといけない

当たりまえのことですが、私たちはそれをついつい忘れてしまいます

忘れがちなことを、今日ここへお参りに来られたことによって思い出していただいて、そして、手を合わせることによって、思い出したことに加えて、なにか仏様からのメッセージを受け取っていただきたい

そういう信仰の場として、この光明寺奥の院を使っていただけたら幸いです

以上

住職からのメッセージでした

お参りの方がどんな思いで帰られたか、私たちにはわかりませんが、なにがしか皆さんに良い「おかげ」があってくれたらいいなと思っています

来年も12月の第二日曜日に開催予定です

来られる方は来るもの拒まずですので、みなさんお越しください

今年初の柴燈護摩

皆さんこんにちは、副住職の隆照です。

一気に寒くなってきた冬の中頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

光明寺では、1つの山場が終りました。

というのも、かねてより住職の念願だった柴燈護摩が無事に開催され、多くのひとで賑わってくれたからです。

以前から住職は柴燈護摩を行いたいと言う思いがあったのですが、なかなか状況が整わず決心がつかない中でした。

しかし、そんな中今年の半ばごろに良いご縁があって、住職も重い腰を上げる決心をしたようです。

決行の日取りが決まれば、後は準備が大変です。

何せ、全く整備されてない場所を一から準備するのですから。

周囲の木を切り倒し、足場を整え、作業着姿で何度お寺と奥の院を往復したことでしょう。

住職のぎっくり腰と言う多大な犠牲を伴いつつも、その労力のおかげで何とか舞台が整ってきました。

当日が近くなってくるにつれ、天気予報の心配もしていましたが、前日の天気予報ではなんと最高の天気でした。冬場でしたので風の心配もありましたが、充分結構可能な範囲に収まってくれて、これも弁財天さんのご加護かなと思っております。

柴燈護摩を行う中で、各個人個人に配役が当たりますが、今まで役が当たったことなどなかったので、当日までひたすら練習の日々でした。

柴燈護摩の流れは、まず弓で矢方と鬼門を入ることによって、悪いものを退けて結界を行います。次に斧を持った人間が、山の木を切り倒すと言う作業を擬似的に再現します。そして最後に剣を持った人間が、気で出来た壇に切りかかることによって作法が完了します。

私はこの斧の役をいただきました。

今までまるでやったことがありませんから、住職に細かなやり方を教わり、お寺の中でこそこそと読み上げる分を暗記しました。

当日の不安はただ1つです、暗記した文章が頭の中から飛んでしまわないかが一番心配しましたが、なんとか初回としては及第点の内容だったかと思います。

当日は、皆さんどこから聞かれたのか、本当にたくさんの方々がお参りに来られ、こちらの想定していた人数を大きく上回ってくれました。

中には初めて奥の院にお参りに来られた人、子供時代以来35年ぶりの来院の方、本当に様々な形のお参りを迎えることができて、忙しい中でも本当に嬉しい心持ちです。

柴燈護摩というのは、自然の中で行うのでたくさんの神仏に捧げられて、私たちに多くのご利益をもたらしてくれます。

住職は、毎年無事に過ごせているお寺の生活、檀家の皆様を見守っていただいている神様仏様に対しての感謝のお勤めと言うことで今回の柴燈護摩を開催しました。

仏教の言葉では報恩謝徳といいます。

言葉は難しいですが、「日頃のお礼」と思ってくれば理解しやすいかと思います。

そしてこのお礼は神仏だけでなく、たくさんお参りに来ていただいて、当日を楽しんでいただいた方、皆様に対しても少しはお礼ができたかなと思います。

難しい事は考えず、純粋にこの場所の空気を楽しんで、生活の中にある祈りの場を感じていただきたい、というのが光明寺の本心からの皆様へのお願いです。

 これからも毎年年末の12月には、同じように柴燈護摩を続けていく所存ですので、今回来れなかった方も、今回来れた人も、ご縁がありましたらお参りをお待ちしております。

ぜひ皆様、生活している周囲の環境に日ごろの感謝を伝えて、良い1年を迎えてください。