土砂加持にむけて宝物が見つかりました

皆さんこんにちは、副住職の隆照です

3月のお彼岸も終わり、光明寺は4月の4日、毎年の土砂加持法要にむけて大躍進をとげています

写真は桜の木なのですが、赤穂市は赤子が産まれたら誕生記念ということで桜の木を無料で贈呈してくれます

どこに植えようか?と迷いましたが、10年後大きくなった息子が見上げられるように、そして付近の幹線道路から見えるように88ヶ所の霊場の横という立地になりました

無事に根ついてくれたらいいなと思いながら過ごしていると

なんと写真のように、植えた年に一輪ですが咲いてくれました

とっても胸が熱くなる嬉しい傾向です

植えながら思ったのですが、この記念植樹、産まれた子がいても家庭事情でできない人は結構いらっしゃるとおもいます

そこで、そんな方で希望する方はお寺の境内に空きがあるうちは植えていただいても良いのかなと考えております

もし近隣の方でそんな方いらっしゃれば、声かけてみてくださればお寺は可能な限り対応いたします

27日にお寺の檀家さんに集まっていただいて、土砂加持の用意のためにお寺のお掃除をしていただきました

私はあいにく出張で皆さんとご一緒できなかったのですが、数多い仏様の仏器を磨き粉で綺麗にしていただいて、外の落ち葉を綺麗に集めて、出来上がったお寺の境内の雰囲気といえば、いつも頭が下がります

とっても綺麗にしていただいてありがとうございます

気合いを入れて土砂加持に臨みたいと思いますおもいます

さて、そんな綺麗になった光明寺ですが、実は嬉しいニュースが

写真は毎年の土砂加持で、お堂の中に掛けている軸

お大師様の軌跡を描いた行上(ぎょうじょう)曼荼羅というものですが、実は去年までは痛んでボロボロになっていまして、絵の状態もあまりはっきりと見えづらいものでしたので、一年越しの修復に出していました

それが無事に綺麗になって3月29日に帰って参りました

そして軸の裏に書かれていた覚え書きもハッキリと見えるようになって修復してくれました

修復途中に出てきたものでわかったのですが、なんとこの軸、天保、江戸時代のものらしく、ざっと200年前に作られたものだそうです

、、、今までそんなに貴重なものだとは思わず扱っていました、恐ろしい((((;゚Д゚)))))))

そして、綺麗にしてもらった裏書には、当時のお寺の住職と総代さんのお名前が!

ふむふむ、非常に見覚えのある苗字の方ばかりなので、誰のご先祖さまか判明しそうですね

そんなお軸は光明寺の持仏堂にお祭りしております

この形のまま4月4日の土砂加持を迎えますので、興味のある方は是非当日の1時より光明寺で行われる法要にご参加ください

お勤めが終わりましたら、去年大好評のお坊さん、田中僧正がまた神戸よりお話にきてくださいます

だいたい2時過ぎからのお話になりますので、それだけ聞きたいという方も是非大歓迎ですので、お待ちしております

初大師も無事に

みなさんこんにちは、副住職の隆照です

本日は年が明けて初めての21日、お大師様の縁日は非常に冷え込みの激しい一日でした

朝方からお堂に入り、外を見ると久しぶりの雪が赤穂でもつもっているではありませんか

3年ぶりぐらいの感じです

世間では非常にコロナの数が増えていて、いろいろな不都合なことも増えていますが、皆さんいかがお過ごしですか?

私は妻がいよいよ臨月を迎えまして、いろいろと初めて経験することに戸惑うばかり

なかなか親になるというのは、どう心準備をしていいものやら悩みます

そんなことはさて置き、光明寺では年間二回、初大師と秋の彼岸の21日に大師講と言いまして、お大師様の縁日に檀家の皆さんで集まって、お昼を食べて談笑した後に一緒にお経を唱えてお勤めを行っております

行うお勤めは難しいことはしておりません

「仏前勤行次第」という青い表紙の経本に書いてある内容を唱えます

普段は仏壇の前で唱える方もいらっしゃるでしょうが、皆で一緒にお唱えするのはまた一つ違った趣があると思います

そしてお勤めを皆で行った後は、私たちお坊さんが少しお話しをさせていただきます

今回は住職が話をして無事に一日が終了という感じでした

今現在もコロナの中、皆さん心配事も尽きないとは思いますが、それでも当日はたくさんのお参りの方に来ていただきまして、迎える側としては非常にありがたいことです

「誰も来ないかもしれない」と思いながら用意していましたが、蓋を開けてみると終わるころには皆さんの笑顔があり、本当に良い年の初めになったなという感じです

冒頭にも書きましたが、来月に産まれて初めて親になるかもしれないと思うと、おろおろしておりますが、お参りに行かせていただく家にお婆さんがいますが、最近足を痛めまして、お医者さんの世話になっております

そして行けば他愛もないお話しをするのですが、ふと「歩くのがこんな大変になるなんて産まれて初めてや」という言葉を言われました

私は子供のころ、大人になれば初めてのこともなく全部上手く物事を進めれるようになる、と思っていましたが、現実に大人になってみると、皆さんもよくご存じのようにそんなことはなく、むしろ一つ一つ初めてのことに焦りながら向かって行く毎日です

他の人はまた違う感じで人生歩んでいるのかな?と考えるこおはありますが、そのお婆さんの言葉を聞いて、やはり皆どんなことに関しても初めてで、右往左往しながら初めてのことに立ち向かっていくしかないのだと痛感させられます

私が普段歩いているお坊さんとしての人生に、今度は父親としての道も追加されて慌ただしくなってしまいますが、これもご縁と思います

光明寺に来てくれた奥さん、私たちのところにきてくれた子供、いろんな縁に恵まれながら右往左往していこうと思います

慌ただしい年になりそうですが、読んでくれている皆さんもどうか体は気を付けて、一年お過ごしください