光明寺の紅葉が始まりました

みなさんこんにちは、副住職の隆照です

最近めっきりと寒くなってきましたが、体の御加減いかがですか?

タイトルにも書きましたが、光明寺ではボチボチと紅葉が進みまして上の写真のとおりです

紅葉は少しづつ色がついて、しかし例年の紅葉ロードまではまだまだ、といった感じ

銀杏にいたっては、今年は少し遅めで、今月末にやっと色が変わるかな?というところです

そんな有年の紅葉情報ですが、とっても奇麗なところもありました

写真は千種川のほとり、奥の院の上り口の場所です

何気なく、作業中に目をやると一面のススキ畑です

兵庫県では砥峰高原がススキの名所ですが、撮影場所を考えると、千種川のほとりでも勝るとも劣らないぐらいに見事なススキ群です

奥の院の作業途中だったので、家内を連れてちょっと散歩した後に・・・( ゚д゚)ハッ!作業に戻らねば!ということで新婚の散歩を満喫させてくれた場所でした

光明寺の奥の院は、来月の外護摩に向けて大忙しで準備中です

まずこの周囲の木を切り倒して、見晴らしを良くし、火事の心配を極力下げるために整理しています

来院される方は、12月を楽しみにしていてください

そんな作業の次の日、本日の第二日曜日に、また無事に奥の院の護摩を行うことができました

今月はとってもたくさんの方がお参りされて、なんと先日初めて光明寺に来てみた、という方も初参加してくれたので、迎える側は嬉しいかぎりです

それにしても、今日は子供がたくさん連れられてきてくれたので、本当に賑やかな雰囲気です

子供がいると、不思議と大人が皆口数増えるんですね

それに恥ずかしがり屋の子供たちも、お寺に来る回数を重ねて慣れてきたころに、大人たちへの対応が柔らかくなってくると、それだけで皆笑顔です

子供の力がすごいのか、私たち大人側がちょろいのか?笑

住職の法話も、子供たちに影響を受けてか戒律と成長の話です

戒律とは、仏教を信仰する人たちに守りなさいよ、と決められたルールのことです

とっても詳しい説明は、いつものようにウィキペディアを見ていただいたら、しっかりと載っています

この決まりとは、破ったら罰則があるわけでも、違法になるわけでもありません

何もないならば守る必要もないのではないか?

本当にそうでしょうか?

戒律を守ることは修行であると言われています

修行とは何のために行うのか?修行を修めたさきはなにがあるのか?

私たち僧侶は、修行の先には自身の成長があると考えています

いろいろな修行を抜けて成長した自分が、いつか困っている誰かの先達になれたらいいな、と考えたりもして過ごしています

そして、修行や戒律というのは私たち僧侶に限ったことではございません

仏教を信じている人、全てに守るべき戒律があって、それを行うことこそが修行です

これは大人だけの話でもありませんし、子供だけもありません

全員が修行して、自分を磨かなければ成長はしないんだということです

先日、住職の後輩の方がh1グランプリという、お坊さんの法話ナンバーワン決定戦に出場されていました

その方の使われた言葉で「玉磨かざれば光なし」という言葉があります

ダイヤモンドでも宝石でも、原石というのは光り輝いてなどはいません

濁った石です

しかし、それをダイヤモンドならば同じ硬度を持つダイヤで磨いて、初めて宝石として光ます

私たち人間も、子供たちが可愛いから、といって真綿で包んで守るような接し方だと、その子が大きくなった時に、光る部分をなくしてしまうと思います

人は、同じ人の中で磨かれて、もっと奇麗に輝くならば、自分以上の固さと輝きを放つ人の中で磨かれることによって、宝石になれるはずです

そのためにも、自分を磨く日々の修行を頑張ってください

私たちが守るべき戒律、その最も代表的な3つをご紹介します

1、 摂律儀(しょうりつぎ)戒   悪いことはしてはいけません

2、 摂善法(しょうぜんぼう)戒   良いことをしましょう

3, 饒益有情(にょうやくうじょう)戒   人の為になることをしましょう

この3つが一番基本的な戒と言われています

簡単ではありますが、なかなか私も反省の毎日です

皆様も、是非守って修行をおこなってください

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です