11月21日 私はいませんでした(´;ω;`)

みなさんこんにちは、副住職の隆照です

冬の足音がずいぶん近くなってきた関係で、お寺や他の場所の紅葉がずいぶんと奇麗になってきましたね

紅葉狩りいかれていますか?

光明寺もとっても奇麗な紅葉の中で定例の護摩のお勤めを行うことができました

しかし、今回写真は撮れていませんでした

というのも、先月も書いた通り、私は先輩のお寺の住職晋山式という、お寺の住職にとっては一生に一度の式にお手伝いに呼ばれていたために、こん月はお休みです

上の写真は相生高校の生徒たち

実は、高校のパソコン部が活動の一環で有年の紹介ホームページを作ってくれることになり、とっても嬉しいことに自分たちで取材したい場所を相談した結果、ここ光明寺が候補の一つに上がってくれたとのことで、引率の先生と一緒に取材に来てくれました。

・・・嬉しい時代になったなー(´;ω;`)

肝心な時に私がいないんですけどねw

私が、上記の先輩絡みで出払っているときに来てくれたので、住職と女性陣が総出で対応

いろいろ話を聞いて、場所を見て感じ取ってくれていたようなので、どんなホームページができるか楽しみにしています

もうついでなので、私の写真も出しときます

遊んできたのじゃないのです、しっかりと仕事してきた証明ですかねw

https://omairi.club/spots/87395

加西の周編寺というお寺さんです

ホームページは無いので、omairiというサイトのページ載せておきます

この度依頼されたのは、稚児行列というお稚児さんの行進を先導するときに法螺貝を吹くというお役目です

そりゃもう、お話しをただいたときはびっくりしましたよ

私の法螺の腕前は、謙遜でもなんでもなしに音が鳴りませんでしたからね

電話口で思わず「頼む相手間違えていません?」て言ったぐらいですw

それだけ気を遣わずにモノを言える先輩ってことですけどね

ですが間違いでもなんでもないと言われてしまったからには、やるしかないと腹をくくり、この2か月間、朝晩に可能な限り吹いていました

地域の方々には、私の下手な法螺の音に付き合わせてしまい申し訳ないと思いながらも、吹くわ吹くわ

最初は「スコースコー」という抜けた音しか出ませんでしたが、続けているとなんとか必要な音が出てくるように

何事も継続って大事ですね

嫌だ嫌だと、今まで練習から逃げていた法螺でしたが、私でも音がならせるようになるんだ!という驚きと共に、出来るようになってくると楽しい

これだけやれば大丈夫!という思いと、本番で出なかったらどうしようという不安も沢山抱えつつ当日に臨みましたが、最初の一音出てくれたときは本当にホッとしました

この度の21日は、最高の日取りの中、先輩にも良い一日になったことだけでなく、私自身にも非常に良い一日になってくれました

新しいことの挑戦、脇役としての仕事、いろんな思いを抱かせてくれたこの式に、お手伝いとして呼んでいただいたことは本当に感謝しかありません

願わくば、周編寺さんにこれからも本尊様の御加護がありますように

光明寺の紅葉が始まりました

みなさんこんにちは、副住職の隆照です

最近めっきりと寒くなってきましたが、体の御加減いかがですか?

タイトルにも書きましたが、光明寺ではボチボチと紅葉が進みまして上の写真のとおりです

紅葉は少しづつ色がついて、しかし例年の紅葉ロードまではまだまだ、といった感じ

銀杏にいたっては、今年は少し遅めで、今月末にやっと色が変わるかな?というところです

そんな有年の紅葉情報ですが、とっても奇麗なところもありました

写真は千種川のほとり、奥の院の上り口の場所です

何気なく、作業中に目をやると一面のススキ畑です

兵庫県では砥峰高原がススキの名所ですが、撮影場所を考えると、千種川のほとりでも勝るとも劣らないぐらいに見事なススキ群です

奥の院の作業途中だったので、家内を連れてちょっと散歩した後に・・・( ゚д゚)ハッ!作業に戻らねば!ということで新婚の散歩を満喫させてくれた場所でした

光明寺の奥の院は、来月の外護摩に向けて大忙しで準備中です

まずこの周囲の木を切り倒して、見晴らしを良くし、火事の心配を極力下げるために整理しています

来院される方は、12月を楽しみにしていてください

そんな作業の次の日、本日の第二日曜日に、また無事に奥の院の護摩を行うことができました

今月はとってもたくさんの方がお参りされて、なんと先日初めて光明寺に来てみた、という方も初参加してくれたので、迎える側は嬉しいかぎりです

それにしても、今日は子供がたくさん連れられてきてくれたので、本当に賑やかな雰囲気です

子供がいると、不思議と大人が皆口数増えるんですね

それに恥ずかしがり屋の子供たちも、お寺に来る回数を重ねて慣れてきたころに、大人たちへの対応が柔らかくなってくると、それだけで皆笑顔です

子供の力がすごいのか、私たち大人側がちょろいのか?笑

住職の法話も、子供たちに影響を受けてか戒律と成長の話です

戒律とは、仏教を信仰する人たちに守りなさいよ、と決められたルールのことです

とっても詳しい説明は、いつものようにウィキペディアを見ていただいたら、しっかりと載っています

この決まりとは、破ったら罰則があるわけでも、違法になるわけでもありません

何もないならば守る必要もないのではないか?

本当にそうでしょうか?

戒律を守ることは修行であると言われています

修行とは何のために行うのか?修行を修めたさきはなにがあるのか?

私たち僧侶は、修行の先には自身の成長があると考えています

いろいろな修行を抜けて成長した自分が、いつか困っている誰かの先達になれたらいいな、と考えたりもして過ごしています

そして、修行や戒律というのは私たち僧侶に限ったことではございません

仏教を信じている人、全てに守るべき戒律があって、それを行うことこそが修行です

これは大人だけの話でもありませんし、子供だけもありません

全員が修行して、自分を磨かなければ成長はしないんだということです

先日、住職の後輩の方がh1グランプリという、お坊さんの法話ナンバーワン決定戦に出場されていました

その方の使われた言葉で「玉磨かざれば光なし」という言葉があります

ダイヤモンドでも宝石でも、原石というのは光り輝いてなどはいません

濁った石です

しかし、それをダイヤモンドならば同じ硬度を持つダイヤで磨いて、初めて宝石として光ます

私たち人間も、子供たちが可愛いから、といって真綿で包んで守るような接し方だと、その子が大きくなった時に、光る部分をなくしてしまうと思います

人は、同じ人の中で磨かれて、もっと奇麗に輝くならば、自分以上の固さと輝きを放つ人の中で磨かれることによって、宝石になれるはずです

そのためにも、自分を磨く日々の修行を頑張ってください

私たちが守るべき戒律、その最も代表的な3つをご紹介します

1、 摂律儀(しょうりつぎ)戒   悪いことはしてはいけません

2、 摂善法(しょうぜんぼう)戒   良いことをしましょう

3, 饒益有情(にょうやくうじょう)戒   人の為になることをしましょう

この3つが一番基本的な戒と言われています

簡単ではありますが、なかなか私も反省の毎日です

皆様も、是非守って修行をおこなってください