もうすぐお盆です

皆さんこんにちは副住職の隆照です

連日のとんでもない暑さの中、いかがお過ごしでしょうか?

私は着物を着るたびに、滴り落ちる自分の汗との闘いな気がして毎日過ごしています。

7月の末ごろから、お寺はどこもお盆の前準備に終われ出すのですが、光明寺も例に漏れず、いろんな人の助けを借りながらお盆に向けて走っています。

写真は七月末に皆さんの力を借りて行った境内の石仏群の一大草刈です

毎年行なっていることとはいえ、数は力!ということを思い知らされます。

ほんとうに、ここは私と住職だけで綺麗にしようと思うと三日ぐらいかかるのですが、皆さん揃ってくれれば1時間半ほどで綺麗に。

ありがとうございます。

これはお山の弁天様なのですが、ちょっと訳あって綺麗に整えている最中です。

というのも先日、面白い方とのご縁をいただき、いろいろアドバイスや相談を受けてもらったのですが、ここの弁天様周辺の場所がとっても気に入ってくれたようで、素敵な場所だ!パワースポットだ!とベタ褒めをいただきました。

それならば!ということで、以前からもう少し綺麗な場所にしたいな、と住職共々思っていたこともあり、重い腰を上げてみようか!ということになりました。

これからどのように変わっていくのか?お寺側としても楽しみであります。

脱線はさておき、この日の護摩はなんと新顔の人たちが参加です

しかも小学生と高校生を連れて来てくれました。

いつも言っていますが、若い子たちが増えると上の方もみんな元気をもらっているようで、活発な様子

護摩の燃え上がる炎を見て、あの子たちはいったいどんなことを感じとってくれたのでしょうか。

今日の住職の話は、定番といえば毎年恒例

お盆の供養と、六道輪廻の話です。

六道と言いますのは、私たち人間のいる世界を「人間道」又は「人道」と言ったりしますが、それを含めて「地獄道」「餓鬼道」「畜生道」「修羅道」「人間道」「天道」の世界があり、生きている時の行い「業」によって上の世界に上がっていったり、下の世界に落ちてしまったりします。

良い行いをすれば「善業」が溜まり、悪いことをすれば「悪業」が溜まるというわけですね。

また類は友を呼ぶ、ということがあるように良い行いは、それ自体が良い原因となって、更に良いことを呼び込みます。

これがお釈迦様が説かれた、全てに原因があって結果がついてくる「因果応報」です。

「善因善業」このブログを読まれたことをキッカケに、少し生活で意識してみたら面白い事が起こるかもしれません。

そして、お盆とはご先祖様が帰ってくると同時に、もう一つ大事なのが精霊供養とされています。

文字に出すと、すごく難しそうなのですが、内容は簡単。

他所の霊にも手を合わせてあげましょう、ということです。

木蓮尊者というお坊さんが昔はいたのですが、お母さんが訳あって地獄に落ちてしまいました。

そこで木蓮さんは、お母さんを助けたかったのですが、上手くいかず、お釈迦様に相談したところ、「地獄に落ちた人を助けるのは、個人を助けようとしても無理ですから、堕ちた人たち皆が助かるよう祈りなさい」と言われ、たくさんの人の力を借りて祈ったところ、お母さんも救われたというお話があります。

詳しく知りたい方は、「木蓮尊者、エピソード」とでも調べてくだされば、すぐに出てくるはずです。

その木蓮さん以来、私たちは自分のご先祖様に手を合わせるのと同時に、他の救われない霊たちも救ってくださいと願いを込めて、祈っています。

皆さんも、お盆のお墓参りの時は、自分の先祖だけでなく、他の霊たちに思いを馳せて、手を合わせてあげてくだい。

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