皆さんこんにちは、副住職の隆照です
7月11日は心配していた雨も無く、無事に快晴の空模様に恵まれて、光明寺奥の院の護摩のお勤めを行うことができました。
左の写真に映る七福神さんも、どことなく気持ちよさそう?w
兵庫県は非常事態宣言が明けたとはいえ、非常に微妙な世情が続いてはおるますが、ひとまず護摩のお勤めがいつものメンバーが集まって開催できたことに感謝でしょうか。
連日の大雨は、こちらの方もすごい降りようで、どこか崩れないかと心配しましたが、なんとか大事なく抜けることができました。
しかし、熱海のニュースは本当に心が痛みます。
私はお坊さんですので、亡くなられた方のご冥福、並びに被災された方の復興をお祈りするということしか出来ませんが、微力ながら光明寺から祈っています。
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話は変わりまして、今回の護摩では信徒の方が、赤飯を持ってこられました。
というのも、このご家族に妊婦さんがいるので、安産と母子の無事を祈願してほしいと言われ、お札を作ったのが半年程前。
それから護摩のお勤めでは、おばあさんが(とっても若い)毎回母子の無事を祈っておられ、私たち僧侶側では毎朝のお勤めで、本尊様に母子の無事を祈っていましたら、なんとこの7月初旬になんとか出産を終えることができまして、ご利益を頂いたのでそのお礼に!ということで参ってこられる人全員分を奉納していただきました。
お堂の中は、もうその報告のおかげでみんなお祭り騒ぎに
嬉しいことをみんなでわかちあえるというのは、本当に幸せですね
悲しみは半分に、嬉しさは2倍に!と言ったのは誰が言い始めたのかは知りませんが、本当に真実を上手く言ったものだと思います。
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その報告が終われば、住職の法話です。
話の冒頭で蜂の巣のことを言っていましたが、蜂が高い場所に巣を作る年というのは、大雨の年になると子供の頃に言われたそうで、今年は光明寺でも2つもスズメバチの巣を、屋根裏、軒先からとりました。
昔のお年寄りの人が言ったように大雨の年になりましたねー、といっていましたが、ちょっと待ってください。
蜂の巣取ったの私ですー!笑
思わず冒頭で突っ込みたかった話でした。
脱線はさておき、今回住職は「安心」について話ました
これは、一般的には「あんしん」と読みますが、仏教では「あんじん」と読みます。
意味としては、ネットで調べると「仏教の功徳によって迷いがなくなって、安らかな心の状態」と出てきます。
言葉で聞くとややこしいですが、誰か大事な人の為を思って行動している、あるいは、手を合わせている時の気持ちこそが、仏教のあんじんだと思います。
自分の子供の世話をしている時や、親に孝行しているとき、はたまた伴侶に報いてサービスしている時、、、最後だけは不安というより恐怖を感じている人もいるかもしれませんがw
そんな誰かのために動いている時は私たち人は、非常に喜んで、あるいは、楽しそうに動きます。
これを学者さん方は、お猿さんが群れを維持するために進化してきただとか言いますが、仏教では誰かの為に動いている時の心こそ仏様の心と同じだと言っています。
安心(あんじん)を感じるとは、あなたの大事な人たちのために動いてあげてくださいね、ということです。
お経を唱えるでもなく、頭を丸めて修行するでもなく、優しい行いをすることこそが、一番良い修行ですよと真言宗は言っています。
是非あなたの安心大切にしてみてください