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みなさま、タイトル通りあけましておめでとうございます。
コロナで騒がれた2020年も終わりまして、新しい一年がやって参りました。
去年は公私ともに激動の一年だったと思います。
年の初めより、コロナで世界中が振り回されておりました。
世界的に見ても、経験したことのないような、以前の似た事例ですとスペイン風邪の流行が近いかもしれませんが、それを経験された方はもう鬼籍に入っておられますし、全人類が初体験の情勢だったと思います。
そんな中ではありますが、去年は私事に関しましては、大変ありがたい年でした。
私、副住職に嫁いでくれるという殊勝な女性が現れ、念願の光明寺に新しい奥さんができました。
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大変な一年の最後になんとか花を添えることができたのではないかと思っております。
そんな一年もおわり、無事に年越しから光明寺は大忙しでした。
新年に仏様と土地神様にお供えする御餅を作るために餅つきを行ったり、しめ飾りを飾り、門松を作ったり、、、毎年光明寺の門前に飾ってある門松、実は住職お手製なんです。
買ったら高いからという理由で作り始めて、早うん十年、若嫁が驚いていましたが、その腕前はプロ級にまで上り詰めております。
一番上の写真に乗っている両脇の門松がそうです。
そして、このブログを書いていて後悔。
餅つきも門松も、しめ飾りも、作る最中写真撮り忘れました。
うーん、残念。
だいたい後から気づくものですね。
ともあれ、そんな準備もしっかりとできて、いよいよ大みそかを迎えました。
今年はコロナの影響もあり、例年の甘酒や暖かいお茶のお接待は中止せざるを得ませんでした。
冷え込みもキツイ日でしたので、誰も来てくれないかと思っていたら、一人、また一人と門をくぐってきてくれて、待っている側としては非常に嬉しいかぎりでした。
さすがに例年よりも総数は少なかったものの、それでもお堂が埋まるぐらいの人数が来てくれて、本当に心の温まる年越しになったのではないかと思います。
そんな中で、今年の除夜の鐘、そのオオトリを飾ったのはこの子です。
実は、小さい時からおじいちゃんおばあちゃんに連れてこられ、良くお寺に来てくれていたのですが、とっても奇麗な女性に成長して来てくれました。
おじいちゃんはもう鬼籍に入られましたが、手を引かれてきていた子が、今度は友人の手を引いてくる側になってくれるとは、、、
うーん、私も歳を感じます(笑)
冗談はさておき、本当に嬉しく感じた瞬間ですかね。
除夜の鐘が終われば、本堂での新年初の護摩のお勤めを行いました。
なかなか普段のお勤めでは来られない人たちも、大みそかの流れでお勤めに入って行くことができる貴重な瞬間です。
初体験な子たちもいて、皆さん思い思いに新年のお願い事をされていました。
そこでの住職の話ですが、例年のごとく干支の話。
今年は丑年ですが、辛(かのと)丑年です。
この干支というのは、一年の運勢を現わしていまして、辛とは植物が枯れてしまって寂しい状態を表します。
しかし、ただ寂しいと言っても、空しい寂しさではなく、次に芽吹くためにしっかりと準備を行うための静寂です。
更に丑年といのは、牛歩の歩みという言葉があるように、物事を一気には進めるのが苦手、しかし、牛は怒れば怖いし、すごい速さで突進しますよね。
丑年の人間は怒らすとおっかないなどと言われるように、辛抱強く物事に取り組めるが、一度怒らすと手が付けられないと言われます。
今年もまさにそんな運気の年で、コロナ明けで一気に物事が動いてほしい気持ちはありますが、そのための準備を辛抱強く行う歳になるということで、もう少し耐える期間というのは続きそうです。
しかし、いざ動き始めたときに、牛のごとく突進できるように、今は水面下でしっかりといろんな準備を行う歳にしていこうではありませんか。
光明寺では、今年も可能な限り例年通りの勤めごとを行うように努力してまいります。
みなさんも、コロナに気を付けたうえで、お参りいただけることをお待ちしております。