お山の護摩は赤飯と共に

みなさんこんにちは

副住職の隆照です

秋の訪れを感じて、ともすれば冬の気配がも感じるようになってきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

本日、光明寺奥の院の護摩はいつも通りの第二日曜日の10時から、いつも以上の最高の天気と気持ちで始まりました。

お勤めは、いつも住職の法螺から始まります。

この法螺貝、なかなか音を上手にならすのが難しい代物でして、私は少しづつ練習はしているのですが、いつまでたっても上手くなる気配がしません。

口びるの形なんかも、もしかしたら影響しているのかな?

ともあれ、山のお堂の中に響き渡る法螺貝の音は、感性に訴えかけてくるものがあります。

みなさん感じ方は人それぞれでしょうが、しっかりと手を合わせて、目を閉じ、思い思いに集中されています。

火が上がれば、住職の「願文(がんもん)」といいまして、今日のお勤めは、どの仏様に、どういう意図で行い、みんなで一緒に般若心経を唱えるので、それの御利益をお願いしている人たちに与えてください。という文を読み上げます。

願文にかんしては、一応手本の形というものはあるものの、それぞれお寺の住職によって、好みがあるものですから、意外とオリジナリティあふれるものです。

非常にマニアックな部分になるとは思いますが、銘々のお寺さんの願文を聞き比べてみても面白いかもしれません。

そして、おつとめが終われば、いつもお接待のお菓子やお弁当を食べて、法話という流れになるのですが、今日は少し趣が違います。

本日は、私たちお寺側から、皆さんに私の結婚の話をお祝いしていただいたお礼として、お赤飯を配らせていただきました。

朝一番にお弁当屋さんに取りに行ったのですが、やはり「お寺」が赤飯をたくさん頼むというのは、お店の人も興味深々なようで、「なにかあったのですか?」としきりに聞かれました。

別に隠すことではないので、結婚のことを言うのですが、結果的に、なんだか方々で言いまわった形になってしまったので、少し恥ずかしい。

ともあれ、この日は他のお参りの方がインスタントのお味噌汁を持ってきてお接待してくれていたので、純和風が完成です。

やはり、良いことは皆で分け合うと、気持ちいいですね。

そして、その良いことの報告を暖かく受け止めてくれる、周りの人々に恵まれたので本当にありがたい限りです。

皆さんにも、良いご縁のおすそ分けができますように。

合掌

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