土砂加持を無事に終えまして

毎年恒例の4月4日の土砂加持法要ですが、今年も無事に終えることができました。

今年は世の中が非常に大変な事態に陥っている中で開催をどうしたものかと、最後まで迷いましたが、2座ある法要の1座省略、お寺でのお昼ご飯のふるまいの中止、遠方より来ていただく能化さんのとりやめ、遠方の檀家の皆様への告知は無しという規模縮小のもと、さらには参列の方にはご自身の判断を仰ぎ、堂内換気のうえ席の密集も可能な限り避けるという、いろいろと手を加えた中での開催となりました。

お堂の中も土砂加持使用ということで、普段は掛けない軸をお祀りしておりました。

左側を映しております写真で写っているのが行状曼荼羅というものでして、お大師様が今の中国であった唐の長安に行かれて、密教を授かった物語が書かれている絵巻物です。

そして下に移しているお坊さんの軸は、伝持の八祖といいまして、一番手前に描かれておりますのは、皆様よくご存じのお大師様で、そのお大師様までの密教をお伝えになられた8人のお坊さんです。

行状曼荼羅はこの一番手前のお大師さんと師匠の恵果和尚とのかかわりあいの間が書かれているのですね。

写真は来ていただいた方に持って帰ってもらった桜餅とおこわです。

意外と好評?

皆さんの先祖さんの供養をさせていただいた後に、普段であれば布教師の先生が話してくれるのですが、今回は私、副住職が行わせていただきました。

なかなか上手く話すことができず、自分の力不足を痛感する次第ではありましたが、それでもみなさんが、うなずき、ときに笑いながら聞いていただいたのには感謝の念が絶えません。

普段でしたら、もっとたくさんの皆様の写真を上げさせていただいて、詳しいこともかくのですが、何分このご時世です。

なにが炎上するかわからない中、詳細に書くのは今回は見送らせていただこうと思います。

一刻も早い事態の鎮静化と皆様の安泰を、光明寺より祈っております。

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