11月の10日に光明寺奥の院で、毎月の護摩のお勤めが行われていましたが、私副住職はまたしても参加することは叶わず、、、
しかし、他のお寺さんの重要な行事がありましたので、そちらのほうにお手伝いに行っておりました。
しかし、ここで写真を上げれればよかったのですが、しかし、当日はバタバタしてしまい写真どころではなくなってしまったので、文章でのお伝えだけになります。
この11月の前半というものは、不思議といろいろなお寺の行事が重なることが多く、なかなかゆったりとした時間というものは貴重になります。
やはり、天候が良い時期に皆さんイベントをもってこようとするからなのでしょうか。
この11月10日は、たつの市の小宅寺さんに行ってきました。
なんでも、25年に一度の秘仏、本尊毘沙門天王の御開帳ということで、気合を入れてお勤めをされるとのことで、お手伝いに伺わせていただくと
「なんじゃこりゃ!」
思わず、声をあげてしまいそうなほど、たくさんのお坊さんが前日から詰めて準備をしていました。
私の見知った顔も多く、気心知れた中ではありましたが、しかし20人以上のお坊さんがそろうと、ホント皆さん多芸といいますか、各々の得意分野を生かした動きで、準備が飛ぶように進みます。
この作業の楽しいこと楽しいこと。
普段どうしても、お勤めの用意などは自分のお寺では一人でやるとこが多いものですから、今回の準備はまるで学生の合宿しているときにでも戻ったかのようにあっという間に進みました。
準備が終わって、本番のリハーサルを行い、解散になったのが前日9日の夕方7時でした。
そして、本番当日は60人以上の稚児行列が行われるので、朝から子供を連れた親がたくさん来られます。
連れられる男の子も女の子も、かわいらしい着物におめかしを行い、女の子はお母さんにしてもらった化粧を嬉しそうに周りに披露していました。
見るのはかわいらしい子供たちですが、並べるほうは大変。
下は1歳から上は小学校高学年までいるのです。
体格差ももちろんですが、大人しい子からやんちゃな子までいろいろいます。
それを2列に配列するのだけで一苦労
・・・保育士さんたちすごいよ
そんな行列が進んでいくと迫力があります。
お坊さん20人と子供60人、そして必ず子供には2~3人の親族の方が連れ添っていましたから約200人近い行列にカメラ小僧のおじさま方もご満悦な様子。
落ち着いたら、あの撮った写真をいつか見せてもらいたいものです。
そんな行列が本堂の中に吸い込まれていきます。
先にお坊さんだけ入って、お勤めが始まります。
その後に子供と親が、お坊さんのお経を唱えているお堂の中へ入っていき、御開帳された本尊毘沙門天王さまに手を合わせるという形で進んでいきました。
普段経験できないような、厳かな雰囲気の中へのお参りなので、これにはゴンタな子供たちも大人しくなります。
みんな上手に手を合わせてお参りができていました。
子供さんより、お参りの親御さんがたのほうも感動してくれていた様子でしたので、これを企画した住職さんともども、ホスト側としては大成功でした。
開始が10時開始で終わったのが11:45
当初、もっと長引くと思っていたのが、入念な準備と打ち合わせのおかげで、想像以上にスムーズに進めたことは誇らしい思いでした。
本当に、良いお勤めに携わらせていただいてありがたかったです。
心残りは写真だけが・・・w
いつか入手したいものです。