秋のお彼岸 暑さ寒さも彼岸まで

暑かった時期も一応終わりなのでしょうか。

9月21日の秋の大師講の日がやって参りました。

この日は、午前中にはいつも通りの護摩のお勤めを行い、お参りしていただいた方にはお昼のお弁当を一緒に食べていただいて、そして午後から一緒にお経を唱えて、お大師様にお祈りを行うという日でした。

ハードな一日だ。

雨の心配された当日の天気でしたが、ありがたいことに晴れ、、、とまではいかないものの、くもり空、ときどき雨がぱらつくかな?というぐらいの、気にしなければ晴れの天気です。(笑)

うちの鐘撞堂の前の百日紅(さるすべり)の木がキレイな花をつけ始めていたので一枚。

奇麗な小ぶりの花が、これから満開の自己主張を行ってくれそうです。

まずは普段通りの護摩のお勤めです。

今日は土曜日だったということもあり、子供たちもたくさん出席してくれました。

ホント、みんなのアイドルになってくれるのでありがたいねー。

なんと、今日は来年の受験を控えた受験生もお参りしてくれました。

多忙で、心配ごとの多い中、お参りに来てくれたので、少しでもご利益をもらってくれればありがたいかな。

写真は私が少しだけお話しさせていただいて、受験生の子にはっぱをかけているところです。

合格したい、というお願いは受験生みんなが持っているとは思いますが、光明寺にお参りに来てくれて、護摩のお勤めでお願いしてくれたことは、家族の人だけじゃなく、今日参列してくれた人たちみんなが一緒に祈ってくれます。

だから、合格したいってお願いごとは、君一人だけじゃなく、みんなの力をもらってるんだよ、って言ってるところです。

伝わっているかな?と、なにぶん口の下手な非才の身なので、伝えたいことをそのまま相手に伝えることの、なんと難しいことか。

うまくいきませんな。

さて、場面は変わりまして、みんなでお弁当食べているところです。

巻き寿司にお稲荷さん、それにお吸い物というシンプルなものでしたが、喜んで食べてくれていたようで、一応不満あ出てませんでした。

そして、右の写真はとっておきの一枚。

これは宝物にしときます(笑)

カメラ向けた瞬間に、この表情をくれたので、この子は女優になれそうです。

末恐ろしや

お昼を食べ終わって、少し休憩した後、最初に御詠歌の簡単な講習を行わせていただいて、皆さんでいろは歌をお唱えできるように。

そして、そのあとにお勤めに入りました。

全体で30分もないぐらいのお勤めでしたが、みなさん今回はよく声が出ていらっしゃって、前で唱えながら驚きの念でした。

今回のお大師様の縁日に行われた大師講では、非常にたくさんの方に出席していただき、感謝の念が堪えません。

お寺離れが叫ばれている中、悲観している人たちに見せつけてやりたいぐらいの、暖かく素晴らしい場になったと思います。

これからも、訪れやすいお寺の柔らかい雰囲気、そんなものを作っていくことを目標に行動してまいりたいと思います。

今日は、お参りいただいたすべての方に感謝の念をもって、合掌

地域のホームへ、初体験!

敬老の日を間近に控えているということもあって、お寺の前にある老人ホームへ慰問という形で行ってきました。

当初、20人ほどの聴聞者と聞いていたのですが、実際に蓋を開けてみると60人という期待を大幅に上回る人たちが、参加を希望してくれたようです。

60分という時間ですが、今回は私が法話、そしてそれにまつわる御詠歌を母親にお願いするという形で、二人三脚でおこないました。

写真では普通そうに見えてるけど、この時脚震えてたんだぜぇ(笑)

というのも、実はこの老人ホームへの訪問は今回が初めてのことであり、どんな人たちがいて、受け入れてくれるのか、わからない中で行われましたが、みなさん最後まで真剣にお話しを聞いてくれて、そして涙ぐんでくれる方までいらっしゃったので、お話しさせていただいているこちらが、むしろ泣いてしまいそうでした。

心の中に仏さまが、どんな人にもいらっしゃって、その仏様を大きく育てていってください、という旨の話をさせていただいたのですが、最後に手を合わせて一礼をしたときに、集まってくれている皆さまのことが、本当の仏に思えてきて、「ああ、慰問に来て、学ばせてもらったのは、むしろ私のほうだな」と感じ、最後まで気持ちよく終えることができました。

この地域に根差した活動、今回が初めてのこととなりますが、可能であればこれからも続けていきたいと思います。

受け入れてくれる全ての人たちにありがとうの念で、合掌

お久しぶりです

はい、しばらくぶりの更新になります。

なかなか8月はお盆月ということもあり、hpの更新まで気が回らずさぼり気味になってしまいました。

楽しみにしていただいてる方にはホント申し訳ない。

仕事が忙しくなるというのは、ありがたいのですが、自分でさぼる理由にしてしまうところは修行が足りないと思う今日この頃です。

というわけで、ちょっとまとめて写真アップしようと思います。

まず、上の写真は8月24日の地蔵盆の時の光明寺の外観です。

この日は、ご先祖様の供養と、救われない餓鬼さん(その辺で野垂れ死んでしまった者たち)を一緒に救ってしまおうという趣旨の元、昔から各地でお勤めとお供え物の御裾分けが行われています。

この光明寺でも、お盆の間に皆さんから、たくさんのお供え物をいただきました。

とても美味しそうなのばかりなのですが、ほっておくと食べきれず、腐らせてしまうものばかりなので、この日お参りに来てくれた方みんなに、おすそ分けを行っております。

2年ほど前まで、本堂の暑い中で行っていたお勤めも、クーラーのついたお堂が完成したおかげでずいぶん快適な中で行うことができるようになりました。

ホント良かった。

毎度恒例の光明寺奥の院の護摩は、無事に8日の第2日曜日に行うことができました。

なんと、今月は自前のお弁当を15人分作ってきてくれた方がいらっしゃって、その労力を考えると、非常にありがたいことだと思っていたら、別の方が御萩を作ってくれまして、非常に豪華な山の上でのお昼ご飯になりました。

これこそ布施行の実践だなと、身に沁みました。

効率のことを考えたら、業者さんに頼めばそれで終わるのですが、食べてくれる人のことを考えて、朝早くに起きてお弁当、おはぎを作る。

その行為が非常に尊く、また食べていてもおいしさ三割増しで美味しく感じられます。

誰かの為を思って、何かをしてあげる。

お大師様の修行の第一歩です。