彼岸の護摩 人が一杯 多生の縁

本日午前10時より、光明寺本堂で彼岸の護摩のお勤めが行われました。

お彼岸ということで、牡丹餅を朝から作って、皆様を待っていたのですが、時間が近づくにつれて、一人増え、二人増え、気が付いたら用意していた牡丹餅の数を超えるお参りの方が来てくださり、急遽増量するという嬉しいハプニングから始まった護摩のお勤めでした。

春分の日の休日ということもあり、普段は来れないみんなのアイドルの子供たちが来てくれたのもあり、いつも以上に華やかな場になりました。

護摩が終わって住職が皆様に法話していたのですが、簡潔にまとめると

1、業とは行動のことをさします。それが因、すなわち原因となります。

2、仏教では因果があります。すべて原因があって結果があるのです。

3、ですので、良い行動をして(利他の行など)良い結果をもたらしましょう。

とのことでした。

私、副住職自身も、この因果応報という教えは素晴らしいものだと思います。

付け加えるならば、私たちが壁に当たったとき、解決策が見えてこずに焦ったり、イライラしているときというのは皆さんあると思います。

そんなときは、脳科学者の方が言うには、私たちの脳は軽度のパニック状態になっているとのこと。

そんな状態になれば人間の思考というのは、どんどん狭く細くなって、袋小路に迷い込んでしまうそうです。

そうなると、どうやっても解決策が出てこないですし、違うものの見方もできません。

そんなときにいいのが、善行(利他の行)をすることです。

というのも、私たちの脳というのは利他の行(他人のために何かしてあげること)で、強い喜びを覚えるように進化してきているとのこと。

そのことについて詳細をここでは長くなるので書きませんが、いずれ記載されている書斎など紹介したいと思っています。

そして、その喜びを覚えた脳というのは、今までの問題によるストレスとパニックから、一度開放されている状態になるので、改めて物事に対して新しく考えることができるということです。

問題に当たって余裕のない人間が、真に必要なのが、他人に何かしてあげれる余裕とは、、、まるで禅問答みたいです。

しかし、仏教でこれだけ利他の行が強く説かれているのも、本当に私たちに必要なことだからなんでしょうね。

情けは人の為ならず、のことわざが的を得過ぎていて恐ろしいですw

まとめ、自分の為にこそ善行(善業)を!

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