秘境 光明寺奥の院での護摩供

本日三月の第二日曜日、光明寺奥の院において毎月の護摩供が執り行われました。

場所は人里離れた山の上であるのに、毎月10人をこえるお参りの方がお見えになるのには毎度のことながら驚きます。

本日は天気も雨の予報。

なんとか午前中のうちは持ってほしいと願っても、願い届かず降り出してしまいました。

これは参列の方も少なくなるのではなかろうか?と思っていましたが、さすがに秘境と言うレベルの寺院にお参りする方々のパワフルさには感嘆いたしました。

皆さん雨も何のそのと歩いてくる姿の力強いこと。

さらに、今日は参列していただいた方の中に手作りのお寿司や、おはぎ、お菓子など、かなりの重さになるであろうお接待を持ってきていただいた剛の者も居りました。

お大師様の御入場された所縁月とのことで作られたそうですが、いやはやその労力を思うと頭が下がります。

持ってきていただいたお接待は、仏様にお供えの後、護摩のお勤めが終わり、参列の方みんなで食べました。

その時には、気になる近況のお話も散らほら。

そして、食べながら住職の法話にも耳を傾けて皆さん聞いておられ、始まる前は雨の心配をしておりましたが、心配事などどこ吹く風か、普段と変わらない良いお勤めになったな、と実感しました。

住職の法話で、人の脳って新しい刺激がないと、どんどんボケやすくなっていくから、お寺にお参りして、誰かのために手を合わして、そして、いただいたお接待に舌鼓を打って、食べて感動して、今度は自分が、また違う人に優しくしてあげましょう。

それこそがボケ防止の秘訣ですよ、と言っていましたが、上手に繋げるものだと感心しておりました。

昨今は様々な基礎研究で、脳の刺激が少ないほどボケるよ!って結果がたくさん言われている中、お寺の役割とは、私たちが思っている以上に大事なものなのかもしれないと認識しなおした時間でありました。

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