更新が遅くなりましたが、皆様あけましておめでとうございます
光明寺は今年も無事に新年を迎えることができました
なかなか写真を撮ることができず、わずかな報告写真だけですがご容赦ください
去年の除夜の鐘にはたくさんのお参りの方が来ていただき、なんと総勢60人を超える人だかりになりました
遠いところでは、姫路からも来てくれていて、みんなワイワイと賑わって楽しい雰囲気
地域の同窓会のような、迎える側としては嬉しいことです
去年の暮れより暖かい日が続きまして、正月の3が日は暑いぐらいの陽気でした
例年どおり、地区内の檀家さんの家を一軒づつ回って挨拶を行いました
東周りは二日、西回りは三日に行っております
挨拶に赴いた家々で暖かく迎えていただいて、ありがたい思いでした
年末に大掃除を行い、諸を奇麗にしたあとで、初詣やあいさつ回り
この流れは皆さんも御なじみだと思います
これは日本の国ならではの文化ですが、私は日本人が上手く仏教と神道の教えを生活に取り入れた結果と思っています
年末の大掃除をするのも自分自身への修行です
掃除の功徳というのは、何度もこのブログで取り上げていますが、自分の心が奇麗になるのと、他人の心を奇麗にする、それが良いことを呼び寄せる
そういう趣旨の修行ですが、新年の初詣もその続きと考えています
お坊さんになりたての時に、師匠からよく言われました
「手を合わせることは心の掃除と同じ」
それを言われて、当時はしっくりきませんでしたが、長年お坊さんを続けていると「なるほど」と思うようになりました
私たちは新しい玩具や機械を手にすると嬉しいですが、普段自分が触らないものほど少しぶつけたり、汚したりしたら「どうしよう」と焦ってしまうものです
ですが、使い慣れた道具や、よく知っているものは、ぶつけたり、汚したりしても「また奇麗にしたらいいや」と思えて、自信と余裕があります
私たちの心もこれと同じと思っています
普段から手を合わせて、お祈りをしていく
一見無駄なことをしているように見えますが、心の掃除をしているのです
繰り返し行っていくと、だんだん自信もついて、自分の心がよく知ったものになってきます
そうなると、少し不愉快な思いがあって心が汚れたとしても、少しも焦りません
奇麗にするやり方を知っているわけですから
是非皆さんも、初詣や普段のお参りは「心の掃除」と思ってお過ごしください
皆さんにとって良い修行になりますように